スカルプDのメディカルミノキ5発売!アンファーのミノキシジルは使える!?必要性や価格!

目次
アンファーのミノキシジル医薬品、スカルプDのメディカルミノキ5が発売になりました。
以前にもお伝えしていた、メディカルミノキ5は発売延期で待ち遠しかった方も多いようですが医薬品情報や真相などもお伝えできればと思います。
以前の記事はこちら
発売延期だったスカルプDがミノキ兄弟で発売!
アンファーはスカルプDのシャンプーで有名な、専門医師が監修するエイジングケア化粧品を数々手掛ける健康食品開発・製造会社だ。
キャッチコピーは【予防医学】である。
発売中止となってしまった2017年10月3日発表のメディカルミノキ5は武井壮と伊勢谷友介を広告塔に採用していたのだが今回の発表に伴いミノキ兄弟は元SMAPの草なぎ剛と香取慎吾を採用している。
旬な人間を採用していくアンファーらしい考え方だ。
草なぎ剛と香取慎吾は民放のTVよりもインターネットの無料放送【AbemaTV(アベマTV)】で活躍しています。
メディカルミノキ5は大正製薬ホールディングスから発売中の市販薬「リアップx5」の後発薬となっている。
主成分はミノキシジル5%だ。
クリニック店で処方薬として扱われているプロペシア(主成分フィナステリド)とは作用機序が違う為同時の併用が可能となっている。
【育毛剤業界】大正製薬ホールディングスVSアンファー
主成分のミノキシジルは本来高血圧の治療に使われていた血管拡張させる成分です。
開発中に発毛効果が見られた為、製造・販売した経緯がある。
バイアグラで有名なファイザーが手掛け、ロゲイン(ミノキシジル2%)として誕生したのが今から30年以上前のお話しです。
その後1999年に大正製薬よりリアップ1%が登場し、2009年にはリアップ5%が発売されました。
日本の先発薬として誕生したリアップは20年近く市場を独占していましたが、ついに対抗馬としてメディカルミノキ5が発売される事になったのです。
大正製薬の育毛剤シェアは89.8%とまで言われ、リアップに関しては6,000万本も売れた人気の商品なのです。
しかし、ピーク時は年間300億円とも言われた販売数も2018年には165億円まで落ち込んでいたそうだが、ほぼドル箱状態の大正製薬に猛追しているのがアンファーなのだ。
しかしアンファーもここまで来るのは苦難の道のりだったという。
特許の制限で開発に遅れ
本来、医薬品の特許には3っある。
物質(製剤・成分)特許と製法特許、用途特許だ。
- 物質(製剤・成分)特許
- 物質特許は、成分そのものの特許で今回で言えばミノキシジルが特許にあたる。
- 製法特許
- 製法特許は、製造過程の特許で、言わば作り方を特許として保護しているので製法特許が残っている場合は同じような作り方をして製造してはならないのです。
- 用途特許
- 用途特許は成分の使い方の特許です。
大正製薬のリアップで言えば、物質特許は特許期間が過ぎていたので成分は使えたのですが、製法特許が切れておらずアンファーは違った作り方で製造しなければならなかったのです。
その上、ミノキシジルは液状に溶けにくく粉末(結晶)になりやすいので製品化するのが非常に難しい。
生物学的同等性でも先発薬のリアップと同等の効果を厚生労働省に認めてもらえないと承認されないので、開発には非常に困難があったと言う。
後発薬のジェネリック医薬品として発売してるのにリアップより値段が高いのは、特許の問題もあるのだろう。
リアップx5プラスが60mlに対して7,611円で発売されているのに対して、メディカルミノキ5は同じ60mlだが7,800円と若干高い。
しかしアンファーはCM広告で大々的に芸能人を積極的に活用している為、自社で抱えている顧客は相当な数だ。
特にスカルプDのシャンプーは薄毛で悩む20代~40代の男性なら誰もが知っていて購入した事がある人も多いだろう。
(私も3年近くの愛用者だ)
石油系界面活性剤が入っていないので頭皮に優しく痒みがなくなるのが特徴だ。
潜在的な顧客へ販売する手法で価格を同額にした可能性もあるが。
発売延期となったクレームは大正製薬から!
メディカルミノキ5が2017年10月に発売延期(急遽発売中止)になった添付文書のイラスト問題。
私は以前の記事で、イラストが似ているのでパクリ?とお伝えしていたが、どうやら違っていたようです。(大変失礼致しました。)
厚生労働省から医薬品の承認審査を請け負っている独立行政法人の医薬品医療機器総合機構という機関があります。
実は発売直前の10月3日夜に医薬品医療機器総合機構からアンファーに連絡があり「添付文書のイラストが審査時と違う」と指摘されたと言う。
リアップの添付文書のイラスト
メディカルミノキ5の添付文書に使われたとされるイラスト
比較してみるとなんら、問題はなさそうに見えるが良く見てほしい。
これは一番左のМ字と一番右のちょんまげのイラストが大正製薬のと違うから逆に問題だったのである。
本来、後発薬として臨床試験データを公表しなくても認められる区分8(類似処方医療用配合剤)に分けられているのがメディカルミノキ5なのだ。
区分8の類似処方医療用配合剤とは生物学的同等性などの血中薬物濃度他いくつかのテストに合格すれば審査が下りる。
にも関わらず、イラストの【医薬品の対象となる壮年性脱毛症】の男性の画像が違うのは大問題なのだ。
そしてこのアンファーのイラストが違う事を指摘したのが、大正製薬なのだ。
老舗の大正製薬が新参者のアンファーに制裁を食らわした格好になった。
大正製薬の嫌がらせは他にも!
しかも大正製薬は、アンファーの製造許可が下りた2017年7月の直後に事前商標登録をしていたのだ。
それが「メディカルミノキ5」と「ヘアメディカルミノキ5」だ。
発売中止となった2017年10月上旬はまだ大正製薬のままだったのですが、アンファーと大正製薬の話し合い?(商標売買の可能性)が行われた可能性も、同年10月31日にはアンファーが商標者となっていました。
利権争いの流れによるものと思われますが、厚生労働省と親しい大正製薬(癒着?情報流出)と、まだ初々しいアンファーのミスと、医療業界の利益争奪戦も恐ろしいものがあります。
正直、お金を払う消費者の事は頭にないのでしょう。
たかがミノキシジル5%です。
世界ではミノキシジル15%もあり、内服薬でも10%もあります。
しかも驚くほどの安さで流通してるのですから、話しを聞いてるだけで馬鹿馬鹿しくなるのは私だけでしょうか。
メディカルミノキ5の商品概要を解説!
リアップx5で効果がなかったのに、メディカルミノキ5で効果が表れたという事はありません。
以前にもお伝えしていたとおり、酸化防止剤がフリーなので頭皮に優しくもありますが、酸化しやすいと考えたら早めに使いきった方が良いのかも知れませんね。
発毛効果は4ヶ月後からと言われています。
ミノキシジルは血管の拡張作用により、毛細血管から髪の毛の根元の毛包に効果が及びます。
毛包内部には【司令塔の毛乳頭】と【髪の成長の役割を担う毛母細胞】があり強く働きかける事でヘアサイクルを改善し増毛効果が期待できるのですね。
本来、毛包はAGAを発症する事でアポトーシス(細胞死)が進行していくのですが、アポトーシスを抑制する事で発毛させる効果もあるのです。
メディカルミノキ5の説明書はこちらからPDF形式でダウンロードできます。
ご自由にお持ち下さい。
もう少し詳しい成分解説はこちらへ
Amazonや楽天、マツモトキヨシで購入!?
分類としてはOTC医薬品の中で、一般用医薬品の第一類医薬品に挙げられる。
これは医師や薬剤師の書面での情報提供が必要な医薬品で効果や副作用が強く現れるので一類に分類されている。
逆に第三類となると効果や副作用が弱いので書面情報提供は必要ない。
しかし第一類もインターネットにおいて販売も可能です。
楽天市場やAmazon(アマゾン)、マツモトキヨシでも通販購入する事が出来るのですが注意点として、使用可否のチェックボックスが設置されているようです。
「はい」「いいえ」で答えて注文、その後に薬剤師によるチェックが行われてOKなら配送といった具合だ。
女性や未成年者の禁止、過去のアレルギー反応の症状、心臓や腎臓への負担を考えての措置となっている。
ミノキシジルなら内服薬のタブレットが対策万全!
長年服用している私からしてみれば、ミノキシジルは内服薬のタブレットがおすすめだ。
メディカルミノキ5は値段が高過ぎるように思う。
どうしても藁にもすがりたい程、薄毛に困っている人はご自分でインターネットでミノキシジルを調べて効果を理解して購入している人がほとんどです。
毎日2回頭皮に塗布するのは、面倒だし酔った時に忘れて寝る事もしばしばある。。
やはり内服薬に移行する人が大勢との見解です。2chでも人気な訳です。
メディカルミノキ5とタブレットの違い
薬品名 | メディカル ミノキ5 |
ミノキシジル タブレット |
---|---|---|
内容量 | 60ml (5.0g/100ml中) |
100錠 (1錠5%) |
1日量 | 2ml (朝・夜/1ml) |
1錠 (就寝前1錠) |
期間 | 一ヵ月 | 三ヶ月 10日間 |
金額 | 1ヶ月 7,800円 |
3ヶ月 3,600円 |
1日 あたり |
260円 | 36円 |
厚生労働省と製薬会社の癒着で制限をかけられ、消費者が苦労している事を皆さんに知ってもらいたい。
医薬品の理解や同成分を安く買う方法はネットで入手出来るのだから、ご自分で知識を得て、納得のいく上で購入していくようにしましょう。
もちろん、プロペシア(ジェネリック医薬品のフィンペシア)との併用もおすすめしたい。
フィナステリドの効果も素晴らしいもので、クリニックへ行く恥ずかしさも吹き飛ばしてくれるのが通販だ。
今回はアンファーのメディカルミノキ5を説明させて頂いたが、製薬会社のロート製薬やシオノケミカルなども今年に入ってミノキシジル5%の製造承認を得たようだ。
「ミノゲイン」や「ミノグロー」と言った医薬品名が予想されているようだが、安くなる事を願いたい。
無理して高いのに手を出さないでも効果は同じなのだ。
ご閲覧頂きありがとうございました。
皆さんにAGAの知識を分かりやすく理解してもう為に、運営しております。
お気軽にお立ち寄り頂けると幸いです。
2018年8月10日 高橋 優一
投稿日:2018/08/13(月) 16:08:05
リアップと一緒!
まじイラネー