ミノキシジルの効果が出るまでの期間を写真や画像のブログで実感!

目次
ミノキシジルの効果について、詳しく見ていきましょう。
効果が出るまでの時間や期間はどれくらいの確率?効果をブログの写真や画像で実感してみたい!の2っをテーマに解説していきます。
ミノキシジルの効果
ミノキシジルは1960年代に現ファイザー(元アップジョン)が開発した成分で、元々は高血圧の方に使われる降圧剤の経口薬でした。
しかし臨床試験において、患者から頭皮への発毛作用があった事から薄毛や脱毛症の治療薬としての商品開発に着手しました。
この時に内服薬では動物の実験において心臓破裂による死亡事故が発生した為、内服薬の中止、外用溶液として頭皮に塗布する形で商品化していく。
1988年にロゲイン(Rogaine:ミノキシジルを2%含有)がアメリカで発売され、日本では1999年に大正製薬からリアップ(ミノキシジル1%)が発売されました。どちらも外用溶液で人気の高い医薬品として発売当初は品薄が続きました。それだけ効果が高かったのではないかと思います。
2000年代に入ると、ミノキシジルのタブレット(内服薬)もFDA(アメリカ食品医薬品局)に認可され発売が開始されます。
日本の厚生労働省は審査が厳しい為に、2018年になった今でもミノキシジルのタブレット版は未承認薬として皮膚科や病院では置いていません。
AGA専門のクリニック店において、一部のお店で処方している場合もあります。
個人輸入代行業者の通販サイトを利用する形では自己責任において、本人でも取り寄せる事できます。
タブレットつまり内服薬ですね。錠剤などの形をしたお薬で、口から摂取するので経口薬とも呼ばれます。
なぜ人気なのかは、外用溶液の頭皮に塗布するリアップなどよりも体内から吸収するので効果が強い為です。
外用溶液のロゲインやリアップもですが、3名ずつ因果関係は不明ながら循環器系の死亡事故がおきています。
医療の死亡事故は、患者が薬をもっと効かしたい、効かない(例えばハゲによる鬱、痩せないダイエット薬など)による大量の過剰服用してる事も考えられる為、薬との関係性を証明する判断は難しいです。
睡眠薬も睡眠導入剤として、1回1錠を基本に多い人で2錠を服用したりしますが、医師に内緒で3~5錠飲んでる人もいれば、大量に摂取したら死亡事故に繋がる恐れもありますからね。
内服薬や外用溶液も、用法用量を守り適切な使用方法で使用するようにしましょう。
2018年に入り、アンファーも外用溶液のミノキシジル5%を発売しています。
ミノキシジルの作用機序
ミノキシジルの効果の一つに挙げられるのが、細胞内成長因子の増加を促進する事である。
成長因子とは細胞の増殖や分泌を促進する内因性のタンパク質で、細胞間の結合伝達物質でもある。
髪の毛の構造で言えば毛乳頭と毛母細胞の間にFGF-7(エフジーエフセブン)のような発毛促進因子などが存在する。
司令塔の毛乳頭から「発毛させなさい!」といった命令をFGF-7が受け取り、活動する毛母細胞へ命令を渡す役割を担うといった具合です。
そしてミノキシジルが活性化させる成長因子の中には下記の3っがります。
- VEGF(血管内皮細胞増殖因子)
- 主に毛細血管の新生に働きかける成長因子、糖たんぱく。
毛乳頭細胞からVEGFが増殖し、毛包周辺の毛細血管も増える事で退行期や休止期の髪の毛が成長期へ移行すると言われています。
AGAを発症している方は、VEGFが少ない傾向にあるのも特徴です。
- IGF-1(インスリン様成長因子-1)
- 上皮系毛細胞の増殖因子。
毛乳頭は毛細血管から酸素や栄養素を受け取り、毛母細胞へ送り届けます。
その後、毛母細胞が細胞分裂を繰り返して増殖し、【信号】を受け取ると新たな髪の毛が生まれます。
IGF-1は、その【信号】の役割がある大変重要な因子であり、成長期から退行期へ移行する髪の劣化を防ぐ効果もあると言われています。
中高年の方など、加齢とともに減少傾向にあるので覚えておくと良いと思います。 - HGF(肝細胞増殖因子)
- 肝臓細胞の代謝の働きを担う重要な因子で、肝臓だけでなく毛包や髪の毛の成長を強くする成長因子でもある。
休止期から成長期へ髪の移行を促進し、早期にヘアサイクルを正常にする働きを持つ。
逆に成長期を延長し、休止期への移行を遅らせる2重の良い作用があります。
ミノキシジルを使用する事でHGFが増加するので産生促進作用としての研究結果が分かっています。
その他にも成長因子とは別に2っの作用があります。
ATP感受性Kチャネル(KATP)開口薬
血管平滑筋にあるKATPを開放する事で、血管を拡張させる働きを持ちます。
頭皮には毛細血管が広がっていて、髪の根元の毛包と結びついています。
毛包の中の毛乳頭にまで毛細血管は入り込んでいるので、心臓から運ばれたきた酸素や栄養素を直接送り届けています。
そして毛乳頭細胞にもKATPは存在している為、KATPが開く事で毛乳頭や毛母細胞を活性化させると言われています。
しかしながらミノキシジルにおいて皮膚血管の拡張は研究で分かっていますが、毛組織の血管拡張による直接的な改善効果は分かってないようです。
KATP開放による血管拡張の頭皮改善効果は、成長因子促進よりも予備的要素と言えるでしょう。
髪の毛の細胞アポトーシスの抑制について
アポトーシスとはプログラムにより決められた自然な細胞死と言えます。
髪の成長は成長期から退行期へ移行し、やがて休止期を迎えるのですが、退行期では毛母細胞が新しい髪の毛へ移行したりします。
これらはTGF-β(*1)が作用しアポトーシスが活発になる事で、毛母細胞が減少し起きる現象で、毛包が矮小化(わいしょうか)し、やがて休止期になります。
ミノキシジルはミトコンドリア(*2)KATPを開放する事でアポトーシスを抑制し、毛母細胞の減少をくい止めて成長期の延長を促します。
- *1 TGF-β(脱毛因子)
- 毛乳頭や毛母細胞の活発化を抑える脱毛因子。
TGF-βからFGF-5(脱毛の命令を下すタンパクで成長期から退行期へのスイッチの役割)へシグナルが伝達する事でも脱毛が起きます。 - *2 ミトコンドリア
- ミトコンドリアは細胞内の小器官に100~3000個程存在していて、ミトコンドリアの内膜でのみKATPがアポトーシスを抑制する事が分かっています。
ミノキシジルの効果が出るまでの期間や時間を確率で!
ミノキシジルの効果が出るまでの期間をグラフを元に解説していきます。
(大正製薬の外用溶液リアップx5のデータから)
まずは医師の評価を見てみましょう。
医師の評価グラフ(使用52週間:厚生労働省提出資料より)
医師が患者に投与して、目視した結果を4週間おきに評価したグラフです。
著明改善、中等度改善、軽度改善、不変、悪化に分けて数値化しています。
12週間後(三ヶ月後)には60%の医師が軽度改善してると答えました。
24週間後(半年後)には、90%以上の方が軽度~中等度改善と回答したのが分かります。
中でも中等度改善が47.9%に及び、この時点でハッキリと効果を実感してる事が結論付けられました。
その後は、徐々に改善の高い割合が上がっていくような方向です。
52週間後(1年後)には98%の確率で改善効果があった事が分かりますね。
2%程、悪化している方もいらっしゃいましたが、髪を寿命ものですので常に流動的とお考え下さい。
増える髪もあれば、減る髪もあります。
年齢にもよりますがAGAの進行が激しく、ミノキシジルでは対応できないくらいのスピードで毛根が死滅している方も中にはいらっしゃいます。
他にもAGAではない抜け毛(円形脱毛症など)の方もいますので。
被験者による評価(使用52週間:厚生労働省提出資料より)
こちらは被験者本人による感想をグラフ化したものです。
三ヶ月を過ぎた16週間後には60%の方が「良くなった」事を実感して、全体でも80%方が「少し良くなった」~「非常に良くなった」に該当しています。
32週間~36週間後には「非常に良くなった」方が10%を超えて、「良くなった」方が34%にまで評価の割合が上がっています。
全体では「変わらない」方が10%まで減少しています。
ミノキシジルは三ヶ月~半年~1年と期間を追う毎に、髪の成長を促進させて薄毛でお困りの方に効果を実感して頂けるのがお分かり頂けたかと思います。
ミノキシジルの効果を写真や画像で実感しよう!
ここではミノキシジルの効果を画像や写真で確認していきましょう。
ブログユーザの方からお借りした発毛実感を、期間のビフォーアフターで掲載させて頂きました。
リアップx5を半年間塗布したケース
リアップを1日朝夜2回塗布して6ヶ月過ぎた頃の使用前と使用後の画像を掲載しました。
前頭部から頭頂部へかけて、頭皮が見えている状態でした。
美容院にもイケないくらい鬱だったので、家で丸ガリ坊主から伸ばしてもサイドが伸びてしまい頭皮の明るさが目立っていました。
ミノキシジルを塗り始めてからは、3ヶ月くらいすると徐々に黒々とした太い毛が増えていき頭皮が目立たなくなってきたので効果に驚いています。
写真のフラッシュで地肌が見えていますが、実際はもっと分からない感じです。
ミノキシジルタブレット5%を1年間服用したケース
前頭部が特に薄く、全体では生えている部分と薄い部分がハッキリしていました。
初めはリアップを使用していたのですが、効果が実感出来る前にはミノタブを通販で取り寄せて服用してしまいました。
半年後には充分髪の毛が増えてきたのが分かり、1年たった頃は地肌も隠せるくらいの太い毛で覆われてきました。
今はプロペシアのジェネリックのフィナステリド錠1mgと併用して順調に戻ってきたので、電車で座っていても視線が気になりません。
大変満足しています。
ミノタブ10%とフィンペシア1mgを半年併用したケース
前頭部や頭頂部の毛は疎らに生えてただけなので、どうにもならないと思っていたのですが。
クリニック店へ行って、AGAの事を知りました。
ネットで発毛剤を調べた結果、フィナステリドとミノキシジルに効果ある事が分かったので、初めから海外個人輸入の通販で取り寄せて服用しました。
三ヶ月もしないうちに、少しずつ髪の毛が増えてくのが分かり実感を感じていました。
半年もたったら、「植毛したの?」と同僚に言われるくらいに。
もっと早く知っていれば良かったです。
プロペシアのフィナステリドをご存じない方はこちら
如何でしたでしょうか。
ミノキシジルの効果をお分かり頂けたかと思います。
私自身もリアップを使用していましたが、最終的にはミノキシジルタブレットに移行する事になるのが分かっていたので早めに切り替えて今も服用しています。
なぜかと言われると、やはり内服薬の方が毛細血管から直接毛包へ成長因子を送り届けてくれるので効力を発揮してくれると思ったからです。
塗布するのだと、貧乏くさい考えかも知れませんが、ほとんど地肌まで浸透していない様に感じてしまい。。。
頭皮全体へ何回か塗ってたら、すぐになくなってしまいました。
値段の理由もありますね。
ここに価格表を掲載してみました。
薬品名 | 大正製薬 リアップx5 |
ミノキシジル タブレット |
---|---|---|
内容量 | 60ml (5.0g/100ml中) |
100錠 (1錠5%) |
1日量 | 2ml (朝・夜/1ml) |
1錠 (就寝前1錠) |
期間 | 一ヵ月 | 三ヶ月 10日間 |
金額 | 1ヶ月 7,611円 |
3ヶ月 10日間 3,600円 |
1日 あたり |
260円 | 36円 |
半年間 | 46,800円 | 6,480円 |
1年間 | 93,600円 | 13,140円 |
如何でしょうか。これが2年間、5年間になると倍々計算で大変な数字になります。
長く付き合う事になるので、やっぱり安い方が経済的です。
通販サイトはこちらを推奨しています。
最後までお読み頂きありがとうございました。
又、薄毛治療の情報を更新致します。
2018年10月3日 高橋 優一